雙六手引抄2

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_●●○●●x__○○_○ 
____●●x______ 
______x______ 
______x______ 
______x______ 
1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1 
______x______ 
______x______ 
__●●__x______ 
●_●●○○x○○○___ 
●●●●○○x○○○○__ 
内                外 

をくれは 
六さき 
をあは 
   ぬ 
もの 
 なり

[解説]
 さて、この「をくれは六さきをあわぬものなり」とは、どういう意味であろうか。 
 まずルールだが、ぞろ目は4回でなく2回動かす、ベアリングオフはある、と考えている。
ギャモン(勝ち)については分からない。 
 ところでこの局面だが、白145ピップに対し、黒は227ピップもある。その差82ピップ。 

 初めに冒頭の「をくれ」だが、これは「バックゲーム」を指すものらしい。つまり「遅れ」だ。次の「六さき」は、
6ピップ離れたポイントということだと考えてよさそうだ。では「あわぬもの」とは、どういうことだろうか。
これは、白へアドバイスしていると見るべきなのだろうか。全体の構成からはそうだと思われる。
すると、「対バックゲームでは敵駒から6ピップ目は開けておけ」と言っているように取れるが、
それでいいのだろうか。

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