(後書き) 右すころくは女中かたたし なみ常によくてなれて心を つけてうつへきもの也 [草場さんのコメント] これにて、国会図書館蔵 『雙六手引書』 を全て「翻訳」し終えた。 多少の不明文字、多くの疑問点、恐らくあるだろう誤読が考えられるとは言え、 多分 今までにやってみた人のいない一定の成果と思う。 少なくとも戦後は、ちゃんと読んだ人は皆無だろうと推察する。 自ら言うのは多少はばかられるが、このミクシィトピックは後学の人のために大きな資料となるだろう。 自己満足かも知れないが、苦労した甲斐があって喜ばしい。多くの人に利用していただきたいものである。 以下にこれらの成果を踏まえ、内容の考察に入る。主として 『雙六手引抄』 との比較研究になると思うが、 何が分かって何が分からないか明瞭にしていきたい。 また、並行して元禄期の 『双六譜』、天正期の 『双六書』 へと読み進めたいと考えている。 |