雙六手引書14

№14           (抄№ 12) 

●●●●●●x______ 
●●●●●●x______ 
___●_●x______ 
______x______ 
______x______ 
1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1 
______x______ 
_○○___x______ 
_○○___x______ 
_○○○_○x○_____ 
○○○○_○x○_____   (手石●) 
内                外 

書:四三 しゆう四をば むねをわけて かた六とかけば 一ぢのはあたらず かやうの事おほくあるべし 

抄:四三 重四にはむねをあけて五ぢ六ぢにをけは一ちのはをとられぬなり かやうのことはおほくあるへし 

[解説]
 「書」には手石が脱落している。文は「書」と「抄」を折衷するとよく分かる。要は以下のようにすると六一では打たれないよということで、尤もである。 

№14 解答図  (抄№12 解答図)   四三の場合 

●●●●●●x______ 
●●●●●●x______ 
___●_●x______ 
______x______ 
______x______ 
1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1 
_○○___x______ 
_○○___x______ 
_○○___x______ 
_○○○__x○_____ 
○○○○__x○_____   (手石●) 
内                外 


 このように、「書」の図はかなり遺漏があって信用できない。しかし文はそれなりに筋は通っているように、私には見える。
とは言え、筋の通った説明を間違った図につけているので、結局なにが何だか分からなくなってしまう。


Comments