雙六手引書17

№17           (抄№ 15) 

●●●●●●x______ 
●●●●_●x______ 
_●_●_●x______ 
_____●x______ 
______x______ 
1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1 
______x______ 
______x______ 
○_○__○x______ 
○○○○_○x______ 
○○○○○○x______ 
内                外 

書17:一六をば 六とひきとめてむねを五ぢへさがるへし ぢやう六のきほひとなるなり 
二六 三六 五六 四六 五一 五二 五三 しゆう四 などにも よきなり 

[解説]
 これも図に誤りがあって、白石が14個しかない。「抄」を見れば誤りは一目瞭然で、向こう外一地の白石が欠落している。
この問題は、「クロスバーするより内陣を均す方がわずかによい」という微妙かつ精緻な話なのに、
動かすべき石がなくなっているのでは全く台無しである。文章は「抄」とほぼ同じだが、多少こなれた感じはする。
しかし「抄」の「きおい」が「書」で「きほい」となっているのは、解釈上のヒントになると思う。 


抄15:一六ならは 六とひきとめてむねを五地にさかるへし 重六のきおひとなる也 
二六 三六 五六 四六 五一 五二 五三 重四 なとにも よきなり
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