ククバリエーション
ククバリエーション なかよし村資料館資料 No.100
1.マット…ルールは普通のククと同じ。ただし、チップを早くなくした人が勝
ち。ククに慣れていると面白い。笑える!(ククミゼール) ○
2.キャンセレーションクク…ルールは普通のククと同じ。ただし最後にあけた
とき、同じ札どうしは、両方とも失格する。非常に人数が多いときは、回転
がいいので大変よい。 ○
3.カウンタークク…普通のククではカードは右隣と交換し、交換要求の権利も
右へ右へと回っていくが、カウンターククでは右隣と交換はするのだが、交
換要求の権利は左へ左へ回っていく。つまり反対回りのククなのだ。具体的
にはディーラーが配り終わったら、まず自分でチェンジするかどうかを判断
し、チェンジするなら山札と交換。チェンジしないなら「ノーチェンジ」と言
う。どちらにせよ次はディーラーの左隣の人の番で、彼は「ノーチェンジ」か、
ディーラーの(今の)手札と「チェンジ」するか選択する(ここでチェンジと言っ
て、ディーラーが馬か家なら山札との交換になる)。こうしてディーラーの
右隣まで順番が回ったら終了で、全員手を開いて最も弱い者が負けだ。この
ルールでは人間と猫は同じ働きしかしない。右隣が馬か家なら、さらにその
右隣と交換する。このゲームは、弱い札をつかんだとき、どうしようもない
ので今一面白くない。 ×
4.アンチクク…アンチククはマットと似た展開になるが、少しだけ変わってく
る。ルールは、ククとほとんど同じだが、最後に失格するのは最も強いカー
ドである。ククは「クク」と言った瞬間に自分が負けるので、だれも「クク」と
言わない。でも自分がククを持っているとき左隣に「チェンジ」と言って貰え
ばほぼ確実に勝る。たとえ人間が来たって平然と「ノーチェンジ」と言えばよ
ろしい。最もマットだけは困る(貰ったら失格だから)。ククでは「マットの
天敵はクク」だが、アンチククでは「ククの天敵はマット」なのだ。(マット)○
5.ダブルクク…これは非常に面白く奥が深い。普通のククでは交換は1周で終
了だが、ダブルククでは2周する。1周目に失格したプレイヤーは2周目に
は存在していないとして扱う。 ◎
6.ショットクク…このルールではチェンジする相手を指名できる。「田中さん
チェンジ。」などと言える。チェンジを言う権利(交換要求の権利)は、順に右
隣へ右隣へと回っていく。馬か家の持ち主に「チェンジ」と言ったら、チェン
ジ先を馬(家)の持ち主が決定できる。山札に対して交換要求ができるのはデ
ィーラーだけだが、ディーラーに「チェンジ」と言ってディーラーが馬か家な
らディーラーは山札を指定できる。チェンジ返し(AからBに交換要求後Bの
番にAへ交換要求)も可能だ。これは初めの方のプレイヤーは不利になる。×
7.ライオン…ルールはククと同じだが、最終的に負けるのは、一番弱い札でな
く、二番目に弱い札である。0,バケツ,お面,ライオンと残れば、負けるの
はライオンでなくお面である。マットは決して負けない。ライオンもあまり
負けない。お面あたりはあぶない。結構大きな数が負けることがある。微妙
な判断の面白さがある。(ブラゴン) ○
8.ダブルパック クク…文字通り2パックを使ったクク。ククのカードは1~
3枚減らした方が良いかも知れない(3~1枚でやる)。多人数にはとても良
いだろう。 △
9.ハイロウクク…ショウダウンで負けるのは最も強いカードと最も弱いカード
の二人である。最後の二人の場合は強い方が勝つ。三人以上の場合で一遍に
いなくなってしまうときは、人数の少ない方、人数が同じときは強い方が勝
つ。(例: 傔,兊,兊なら傔が勝ち、0,0,僴,僴なら二人の僴が勝つ。) 四
人で2・2なら上二人が勝つ。三人で一人が途中失格したら、後は上が勝つ。
物凄く面白く速い。 ◎
10インディアンクク…自分の札を額に掲げ、自分の以外の札を見ることができ
る。「パス」は、馬や家に交換を要求する方が(右隣の人の分を)言って、更に
その右隣と交換する。人間に当たって失格も、交換を要求する方が自主的に
言う。時間はかかるが死ぬ程面白い。 ◎
11人間ライオン(ナラシンハor開明獣)…上から二番目と下から二番目が負ける。
三人のときは真ん中だけ負ける。二人は上が勝つ。 ○
12二人クク…ショウダウンで最も弱いカードと二番目が負ける。 △
13チャイルドタイム…これはチップの払いかたのバリエーション。大人の時間
/子供の時間の別がない。アンティは2チップで、1度目の失格では1チッ
プ、2度目は2チップ、3度目は3チップを払って再参加できる。4度失格
したプレイヤーはゲームから抜ける。時間がかかるので人数の少ない時むき。
14蘇生…最後の勝負の前に「私が負けだ」と言える。本当に負けていたら生き返
る(負けなしになる)。ただし実は負けていなかったり、最低がもう一人いた
ら二人とも負ける。 △
(FGAME 2000/04/08)