雙六譜7

譜№ 7 (書№9) (抄№7)

●●●___x______ 

●●●___x______ 

●●●___x______ 

●●●___x______ 

●●____x______ 

1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1 

______x______ 

○_____x______ 

○○○○__x______ 

○○○○__x_____○ 

○○○○●_x_____○ 

内 外 

重三をばわりて入べし 四六をばより入るべし はしりぬれば敵 高目にてわれかた六をうたされはまくる也 さいわろくてあたらはわれもおりむかふへし 

【解説】

「うたされは」は「うたざれば」と思われるが、原文に濁点はない。それを配慮して、上記は濁点は全て補っていない。 

書№9:しゆ三をばわりて入べし 四六をばより入るべし はしりぬればてきこうめでわれかた六をうたざればまくるなり さいわろくしてあたらばわれもおりむかふべし 

抄№7:重(しゆ)三をばわりて入へし四六をはより入るへしはしりぬ ればてき高目(たかめ)の時われかた六をうたされはまくる也さいわろくてあたらはわれもおりむかうへし

【補注】 

濁点は補わないと書きつつ打っていましたね。原文と、濁点を補った文を並べてみます。 

原文> 重三をはわりて入へし 四六をはより入るへし はしりぬれは敵 高目にてわれかた六をうたされはまくる也

さいわろくてあたらはわれもおりむかふへし 

補正> 重三をばわりて入べし 四六をばより入るべし はしりぬれば敵 高目にてわれかた六をうたざればまくる也

さいわろくてあたらばわれもおりむかふべし 

補正と言っても、いわば濁点を私が勝手に付けるわけで、そこには既に私の解釈が入り込んでいることになる。

しかし、考えてみれば最終的には結局私が解釈する以外はないわけだ。

従って、私の解釈で自然に思われるところに濁点を補うのは、むしろ悪いことではないと思う。

そこで今後は濁点を補って記載し、原文にも濁点がある場合は、むしろそちらを注記するという方針でいくことにしたい