雙六譜6
「力」と読んだのは「事」かも知れない。力でも意味は通りそう。敗勢だからいっそ打ち込めと言っているが、どうだろうか。
書№8:かた一をば二ぢのいしをわりて一ぢのはをかけよ かた一とかきておろさせてかつ事あり てき二と六といてたらばもとのぎなり
抄№6:かた一をは二ぢのいしを わりて一ぢのはをかけよ かた一とかきておろさせ かつことあるへし てき二と六と出たらはもとの義なり
【補注】
町田さんの研究によると、「力」と見えたのはやはり「事」のようですね。
片一をば二地の石をわりて一地のはをかけよ 片一とかきておろさせてかつ事あるべし 敵二と
六と出たらばもとの義