雙六手引書18

№18 (抄№ 16) 

_●●●●●x_____○ 

_●●●_●x_____○ 

_____●x______ 

______x______ 

______x______ 

1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1 

______x______ 

______x______ 

_____○x_____● 

_○○○○○x●○___● 

_○○○○○x●○___● 

内 外 

書18:何五をば 二つ引き 何六ならばひきて入べし てきの一六でつちをおもふべからず かやうにうたざればてきはをあひてのちはをいだ してとられて まくるなり 

[解説]

これは以下に見るように、「抄」と図は全く同じであり、説明も多少の言葉遣い、文字づかいを除いて同じである。

むしろ互いの資料の劣化を補って助かっている。例えば上記冒頭は「何五をば 一つ引き…」と読めるが、

これはコピーの時の欠落と推察できる。逆に文末に近く、「抄」で「はを□ひて…」の読めない字が「あ」であることが分かる。 

抄16:何五をは二つひき何六ならばはひきて入るへし てきの一六 重一をおもふべからす かやうにうたされは 敵(てき)はをあひて後(のち)はを出しとられまくる也