雙六譜2
今度は白が一つ足りない。14個しかないのは、同じ説明文の抄39を見て分かるように、手前外一地が脱落しているからである。36で切るべき最もキーになる石がないのだから、大変困る。とは言え書3の誤りよりは抄36に近い。
抄№ 36
●●●●●●x______
●●●●_●x______
●●_●__x______
______x______
______x______
1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1
______x______
______x______
_○_○○_x______
_○_○○○x__○___
_○●○○○x__○○_○
内 外
三六にはきりてそとのいしをあはするなり
書№ 3
●●●●●●x______
●●●●_●x______
●●●___x______
______x______
______x______
1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1
______x______
______x______
_○_○○_x______
_○_○○○x___○__
_○●○○○x○__○○_
内 外
三六にはきり てそとのいしをあわするものなり
これだけでは速断できないが、抄→譜→書 という系列が推察される。後の方ほど誤りが蓄積されているからである。