雙六手引抄30
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1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1
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内 外
△一二 重一をは四つのはに
する也
五三をは
三をさし
て五を
さかるへし
重五(てつく)を
もひき
てさかる
へし
[解説]
原文:△一二 重一をは四つのはにする也 五三をは三をさして五をさかるへし 重五(てつく)をもひきてさかるへし
直訳:一二、重一をば四つの端にする也。五三をば三をさして五をさがるべし。重五をもひきてさがるべし。
向こう内四地の黒の端石を狙って端石を並べると言う大胆な(?)構想で、走り抜けられたら負けは確定なので、
見かけによらず正着だと私には思える。白の11に対し、黒が54でも振れば半分は当たるので逆転と言えそうだ。