雙六手引抄32
№32 (←クリックすると底本画像が表示されます)
●●●●●●x______
●●●●●●x______
__●_●●x______
______x______
______x______
1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1
______x______
○_____x______
○○_○__x______
○○○○__x______
○○○○○_x_○___○
内 外
△二六 三六をは一ぢのいし
をはしれ 二ついりては
重六の
おくれと
なる也
[解説]
№ 32 解答図 (62は□、63は△)
●●●●●●x______
●●●●●●x______
__●_●●x______
______x______
______x______
1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1
______x______
○__□__x______
○○△○__x______
○○○○__x______
○○○○○_x_○____
内 外
原文:△二六 三六をは一ぢのいしをはしれ 二ついりては重六のおくれとなる也
直訳:二六、三六をば一地の石を走れ。二つ入りては重六の遅れとなる也。
№ 32 参考図 (62は□、63は△)
●●●●●●x______
●●●●●●x______
__●_●●x______
______x______
______x______
1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1
______x______
○_____x______
○○_○__x______
○○○○△□x______
○○○○○○x______
内 外
私だと参考図のようにしそうだが、それはぞろ目4回ルールに慣れているだからだろうか。
15は奇数なので、ここから上げ始めても結局一回無駄になるのだから、確かに6が振れないのなら、
解答図の方がよいのかも知れない。
№ 32 実験図 (62ムーヴ後)
●●●●●●x______
●●●●_●x______
●●_●__x______
●_____x______
______x______
1 2 3 4 5 6 6 5 4 3 2 1
______x______
○__○__x______
○○_○__x______
○○○○__x______
○○○○○_x_○____
内 外
そこでロールアウトしてみることにした。上記実験図では、白は解答図の、黒は参考図の配置で、当然ピップ数は等しい。
ここからサイコロを二つずつ振り続けて、同一の目でベアリングオフしていき、どっちが先に上がりきるかを見てみるわけだ。
もちろんぞろ目2回ムーヴである。
結果はほとんど変わらない。大体が引き分けだ。黒が勝つこともあった。しかし6が出ない展開になると、確かに白が勝つこともある。
10回試してみたら白の2勝1敗7引き分けであった。
サンプルが少ないので断定的なことは言えないが、確かに解答図の方がわずかにいいのかも知れない。少なくとも特段不利ではない。